09 | 2017/10 | 11

~地球は止まってる~   

   
年の差、身長差CPって萌えます。
初めてのチュウ・・・だったりします///
『ポケモンDP』のデンジとヒカリ・・・・OKな方はどうぞ!!

定期的にユーミンが聴きたくなるのですが、
この短編はユーミンを聴きながら生まれたものです。
タイトルで分かるかしら^^

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          「地球は止まってる」

 
私たちの前には水平線。
でも「線」だなんて、うそ。
ホラ、ゆるく、まあるく弧を描いてる。

丘の上に登ってどれくらいたったのかしら?
私たちの周りはすっかり朱(あか)くなった・・・

こっそりと左をむけば、あなたは目をそらさずに沈む朱い太陽を見ていた。
「にらんでるみたい。」
頭のスミのどこかで、そんなイジワルな事を思ったけれど、
ホントはあなたに見とれていたの。

背の高いあなたは、見上げている私の視線に気付かない。
だから私は遠慮なく、あなたの横顔をみつめていられる。

短い金の前髪が、かしこそうな額にゆれる影をおとしてる。
額から続く鼻のラインは、キレイに整っていてモデルさんみたい。
空のような海のような青い瞳は、目の前の空や海のように
太陽に染められて朱(あか)に見える。
そして・・・・
男のヒトなのにまつ毛が長い! 長くてくるっとカールしてる!!

かわいい、赤ちゃんみたいだ。

そう思ったら、急にギュッってしたくなった。
赤ちゃんを抱きしめるみたいに・・・
やさしく、つつむように、大切に、両腕で
「ギュッ!」って。

でも、出来ないの。したいのに。
だって私の左手は自分では動かせないんだもの。
華奢な身体に不似合いな大きなあなたの右の手が、
やさしいけれどしっかりと、私の左手を捉えているから。

ようやく視線に気付いたあなたが、私をみつめて、うすく笑った。

ああっ。
私に笑いかけるそのくちびるは。形のよいあなたのくちびるは。
やわらかいのかな。どうなのかな。
私がもっと大人になったら、それを確かめる事ができるのかな。

あなたはいつもするように、
視線を合わせるために膝を曲げて私に向き合う。
「カクン」って音が聞こえるみたい。
膝を曲げる音、「カクン」

さっきまでイケナイ事を考えていた私は、
夕日の朱(あか)だけじゃない赤で顔が染まっていくのが分かった。

赤い顔を見られるのがはずかしくて下を向きたかったけれど、
微笑んでいるあなたのくちびるから目をそらせなくて・・・・
つないだままの手まで、急に熱くなってきて・・・・

「今手を放したらギュッって抱きしめられる。
 お母さんがぼうやを抱きしめるみたいにギュッってできる!」
そんな、全然違うことを考えている自分がいて・・・・


我にかえると、あなたの瞳はほんの10センチ先。
近すぎて、なんだか分からないけど目をつぶってしまったの。
「ギュッ。」って。
それから、あなたの左の指が私のあごをわずかに持ち上げたのは覚えてる。


「ぼくの 【ヒカリ】 を つかまえた。」


私はあなたの胸の中で、そんな言葉を聞いた気がした。
顔は相変わらず熱っぽくほてっている。
でも、1番熱いのはきっとくちびる。
私のくちびるは、やわらかかったかな、どうだったかな。

こんな顔を見られたら、死んじゃう!
はずかしくて、もう外に出られない!!
だから、しばらくはこのままでいなくちゃ。
あなたの胸の中、髪をなでられたままで。
くちびるにこもった熱がおさまるまでは。


お母さんがぼうやを抱きしめるみたいに「ぎゅっ」ってしたかったのは、ホントは私なんだから!



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ここまで読んで下さってありがとうございましたm(_ _)m

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