10 | 2017/11 | 12

白血病で余命1年の小6女子・・・『6月4日月曜日』 

6月4日が巡ってくるたびに思い出す漫画があります。
里中満智子の『6月4日月曜日』
今年の6月4日は月曜日でした(その前は2007年)。
ですからこの漫画を取り上げようと思っていたのですが、その前後にPCを扱えない日々が続きタイミングを逃した為UPできなくなりました(>_<)

でもやっぱり語りたい←
「なかよし」を買っていた友達に見せてもらって、とても衝撃を受けた作品だからです。

『6月4日月曜日』は「なかよし」(講談社)1973年(昭和48年)6月号で発表されました。
当時毎月ではなかったと思いますが「なかよしコミック文庫」という別冊付録が付いていたんです。
  6月4日月曜日
▲「なかよしコミック文庫」No.6表紙

<あらすじ>
主人公の美幸(小学6年生)は6月4日の早朝、自分が白血病で余命1年であることを知ります。
学校へ行くと家を出たものの、今更学校で学んでも将来のない自分に何のメリットもない・・・と自暴自棄になる美幸。
けれど普段は学校で過ごしていて垣間見ることのなかった現実社会で、様々な人と出会う事で自分のまわりの人に「感謝の念」を抱いていきます。
美幸が出会った人々
・浮浪者のような風体の風船売りのおじさん
・新婚旅行で愛する夫を事故で失った過去から立ち直り、子持ち男性と再婚する女性

学校に戻った美幸は、大嫌いだった家庭科の授業で「ろうけつ染め」をします。
(「ろうけつ染め」この漫画で知ったなぁ^^)
「このハンカチを使うたび、お母さん私を思い出してくれるかな」
染めながら美幸は自分の死後の家族を気遣うようになりました。

好き嫌いが多くて残してばかりだった給食、嫌いなおかずにも手をつけます。
掃除時間には教室をキレイにして授業を受けたいと、丁寧に箒を使います。
両親が自分を思い出すとき、良い思い出ばかりにしたいというのが美幸の願いになりました。
そして夕刻、帰宅した美幸を待っていたのは母親妊娠のニュースでした。


結構細かく覚えているエピソードもありますが、検索して思い出したエピソードもあります。
最後どうなるのかは覚えていない(笑)
30年前に読んだ作品だから記憶違いもあるでしょうが、そこのところはご容赦下さい^^

「自分の人生が残り少ないと知ったとき、人はどう生きるのか」
当時の少女漫画は今より精神年齢が高かったと感じていますが、それにしてもとても重いテーマを読者に投げかけている作品だと思います。

当時とても感動したのを覚えています。小学生だったから・・・かな?
多分今読んだら「なにキレイ事言ってんだよ!」
と美幸に感情移入しつつも反論しちゃうんでしょうけどね(>_<)

この作品、ご存知の方いらっしゃるでしょうか?
なにぶん古い漫画なので・・・
ご興味のある方は→ コ チ ラへどうぞ~♪

「なかよし」の付録漫画は里中満智子さんの他、萩尾望都(デビュー作)、いがらしゆみこ、高階良子、わたなべまさこ、古谷三敏、まるやま佳、イケスミチエコ、志摩ようこ、田中みつえ、細川知栄子、たかなししずえ、神奈幸子さんなど、その後「少女コミック」「少女フレンド」「プリンセス」等で活躍された先生方がいっぱい!
(ずいぶんご無沙汰してるけど細川知栄子先生の『王家の紋章』は完結したのかしら?)

当時の付録漫画の内容は、
・16歳の幼な妻&担任教師(「奥さまは18歳」を思い出します)(川上則子)
・近親相姦モノ(丘けい子)
・自分はシャム双生児だった(わたなべまさこ)
・恋に悩む娘に15歳でデキ婚した両親が過去語り(いがらしゆみこ)
・冷凍保存された男が現代で蘇生(まるやま佳)
・偏執的な愛し方しか出来ない男(高階良子)
・大富豪モノ(イケスミチエコ)
・童謡に隠された村の過去(高階良子)
軽いラブコメ以外にこんジャンルもあったようです。
娘が数年前買っていた頃の「なかよし」とは、随分トーンが違いますね~

子どもの頃漫画雑誌を買えなかった為、友達宅で読ませてもらう漫画は貴重でした。
あとは病院の診察室
近所の子や父親に付いて行った床屋さん・・・
繰り返し読むことは出来なかったのに、子どもの頃に読んだ漫画って今でも鮮明に記憶に残っているものですね(*^∇^*)

『6月4日月曜日』が次に巡ってくるのは2018年(平成30年)です。


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コメント

みやさんへお返事です

初めまして。
こんな辺境のブログへお運び頂きありがとうございました。

みやさんも『6月4日月曜日』をご存知なのですね。
あれは小学生のときに友達が買っていた「なかよし」の付録だったと思います。
当時とても衝撃を受けたものです。

不治の病にかかったのが自分と同じ小学生であったこと、
主人公がたった1日で目覚しい精神的成長を遂げた事・・・

この世界は自分を含め、様々な年齢立場な人々で構成されているという当たり前な事を、忘れてしまっている自分にも気付かされました。

現在はほとんど漫画を読んでいないので比較は出来ませんが、たしかに昔の漫画は案外社会問題を提示していましたね。
今読み返すと驚く内容だったりします。

> 6月4日が来る度、自分に今できるベストを尽くそうと思うのでした。

私も同意です!
これを読んだ私は小学生だったけれど今では二児の母。
歳月はあっという間に過ぎ、後悔ばかり増えています。
「今できるベストを尽くす」
『6月4日月曜日』のおかげで素敵な言葉を頂戴することが出来ました。
私は幸せ者ですね(^^)

ご訪問&コメントをありがとうございましたm(_ _)m

Re:白血病で余命1年の小6女子・・・『6月4日月曜日』

今日、6月4日火曜日なのですが、昔の漫画のタイトルを思い出し、googleで検索してたどり着きました。 
死を目前にして、ホントのことが見えてくるのを子供向けの漫画で表現しようとする試みは最近の漫画にはない気がします。
6月4日が来る度、自分に今できるベストを尽くそうと思うのでした。

たかのゆきさんへお返事です

こんばんは!
いつもご訪問下さりありがとうございます。
訪問履歴を見るたび感謝の気持ちでいっぱいになっています。

> 昔の漫画は悲劇が付き物でした。
> それをどう乗り越えてゆくか・・・それが物語りでした。
> 今見ると大げさですね、確かにw
> でも昔は漫画は宝物でした。

今は問題に対して真正面から対処する・・・という気概がないように感じます。
努力する前からあきらめたり、努力する者をバカにしたり・・・
こんなこと書いといて、そんな子供に育てたのは自分なのに(≧д≦)

> それと比べると、今の子供たちはずいぶん贅沢だなとよく思います。
> ひがみではなく、こんな贅沢を続けてたら
> 高い価値のあるものでしか満たされないような
> 感覚を身に着けてしまうんじゃないかと危惧してます。
> そしてネットで漫画やゲームをただで手に入れることによって
> 大量に消費しないと楽しめない感覚になってるんじゃないでしょうか?
> ・・・というか自分がそうならないように気をつけております。

たかのさん、よく言ってくださった!
流されるまま日々を過ごし反省もない私には、非常にガツンとくる言葉でした。
情報の量が多ければ幸せ・・・というワケじゃないのに、時間を情報収集に費やす日々を過ごしている自分に気付きました。

本当にありがたいコメントに感謝します!

ですのにお返事がとても遅くなり申し訳ございませんでした。
  • [2012/07/06 18:03]
  • URL |
  • たかのゆき様へ
  • [ 編集 ]
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不破不破さんへお返事です

こんにちは!
6/29に頂いたコメントのお返事がこんなに遅れて失礼しましたm(_ _)m

主人公の少女の決意を「今ならキレイ事と思う」と言ったのは、読者の自分の視点が変ったからだと思います。
母親としては、不治の病と知った娘が自暴自棄になったり、生んだ自分を責めたり・・・
そんな行動をしてほしい、という気持ちになるんじゃないかなと思ったんです。
喜怒哀楽の感情をぶつけてほしい。
かかわってほしい。

すみません。変ですね(>_<;)

「たけしのアンビリーバボー」では本当に思いがけない病気や事故にあった子供とその家族の紹介がありますね。
回復を信じて行動する当事者と家族。支援する人々。
それを見るたび「天は自ら助くる者を助く」という言葉を思い出します。
「お天道様は見てる」という言葉も。
最近はあまり聞きませんけど・・・

ご訪問&コメントをありがとうございました。
  • [2012/07/06 17:47]
  • URL |
  • 不破不破 様へ
  • [ 編集 ]
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見張り員さんへお返事です

こんばんは!
試し読み・・・少なくておあずけ食らわせてしまいましたね(>_<)

> 病気ものは最近よくあるし、手あかがついた感じがありますが当時はセンセーショナルだったような気がしています。
> と言っても私も漫画雑誌を絶対買ってもらえなかったので、友人から借りたりして読んでました。
> 時折思い出します、布団の中でこっそりページをめくった日のこと。

見張り員さんも同じような経験してるんですねー

> でも何でしょう、最近死ぬことの恐怖より、さみしさの方が勝ってきました。子供たちを残して死ぬさみしさ、好きで集めたものと別れるさみしさ。
>
> 今までなかった感情、きっとそれだけ年とったのかもしれませんね^^。

少女からお母さんになったからだと思います。
少女の頃見た映画を子供達と今見ると、視点が全く変っていることに気付きました。
今は母親目線になっています。

> しかし、あの頃の漫画雑誌、まとめて読みたい衝動に駆られています!!

ですねーー!
もう一度手に取りたい。いつか叶えたいものです。

いつもご訪問&コメントをありがとうございます。
お返事が遅くなり大変失礼しましたm(_ _)m
  • [2012/07/06 02:53]
  • URL |
  • 見張り員 様へ
  • [ 編集 ]
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小鳥遊かなえ さんへお返事です

こんばんは!
いつもご訪問&拍手コメントをありがとうございます。
お返事がとても遅くなって大変失礼しましたm(_ _)m

試し読み・・・はい、途中までです。スミマセン。

> 結末気になってます! 誤診・・・・とかじゃないですよね?

残念ながら(≧Д≦)

> それにしても「なかよし」の付録でありながら、大人向けてもおかしくないテーマの付録漫画がすごいです!
> 近親相姦モノって!
> ・・・・・なかよし・・・ですよね・・・?
> (といいつつ喰いついてしまう私ww)

私が覚えている「なかよし」の作品では、「キャンディキャンディ」のいがらしゆみこさんの北海道のアイヌ人や白系ロシア人の出てくるお話などもありました。
(白系ロシア人の彼がカッコよかったですv-9
恋愛物じゃなかったと思う。
昔は社会問題を扱った話もありましたね。

近親相姦モノは今回調べていて分かったものです。
どんな話か興味津々ですよね!
  • [2012/07/06 02:26]
  • URL |
  • 小鳥遊かなえ 様へ
  • [ 編集 ]
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Re: 白血病で余命1年の小6女子・・・『6月4日月曜日』

昔の漫画は悲劇が付き物でした。
それをどう乗り越えてゆくか・・・それが物語りでした。
今見ると大げさですね、確かにw
でも昔は漫画は宝物でした。
それと比べると、今の子供たちはずいぶん贅沢だなとよく思います。
ひがみではなく、こんな贅沢を続けてたら
高い価値のあるものでしか満たされないような
感覚を身に着けてしまうんじゃないかと危惧してます。
そしてネットで漫画やゲームをただで手に入れることによって
大量に消費しないと楽しめない感覚になってるんじゃないでしょうか?
・・・というか自分がそうならないように気をつけております。

スイマセン;久しぶりにコメつけたと思ったら愚痴っぽくなってしまいました

キレイ事?

人間らしい「他者へ向ける心」だと思いますよ。

主人公は「思いやり」に秀でた精神の持ち主だったんスね。

病気やら何やらで年若く消えていく子の中に居ますよ、現実に。

たけしのアンビリーバボーなんかで時々紹介されてました。

Re: 白血病で余命1年の小6女子・・・『6月4日月曜日』

こんばんは

試し読みじゃなくって全部しっかり読みたい~~~!!

病気ものは最近よくあるし、手あかがついた感じがありますが当時はセンセーショナルだったような気がしています。
と言っても私も漫画雑誌を絶対買ってもらえなかったので、友人から借りたりして読んでました。
時折思い出します、布団の中でこっそりページをめくった日のこと。

でも何でしょう、最近死ぬことの恐怖より、さみしさの方が勝ってきました。子供たちを残して死ぬさみしさ、好きで集めたものと別れるさみしさ。

今までなかった感情、きっとそれだけ年とったのかもしれませんね^^。

しかし、あの頃の漫画雑誌、まとめて読みたい衝動に駆られています!!

Re: 白血病で余命1年の小6女子・・・『6月4日月曜日』

立ち読みしに行ったら途中までだった~(TДT)
結末気になってます! 誤診・・・・とかじゃないですよね?

それにしても「なかよし」の付録でありながら、大人向けてもおかしくないテーマの付録漫画がすごいです!
近親相姦モノって!
・・・・・なかよし・・・ですよね・・・?
(といいつつ喰いついてしまう私ww)

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