07 | 2017/08 | 09

プリズン・ドッグ 

犬って本当にいいな・・・
改めてそう感じたドキュメンタリーを見ました。

8月28日(火)NHKBSプレミアムで放送された『プリズン・ドッグ~僕に生きる力をくれた犬~』
最初2009年に放送され、大好評で何度も再放送されているようです。

内容は・・・

全米の刑務所の再犯率の平均は5割なのに、オレゴン州のマクラーレン青少年刑務所では再犯率ゼロを記録。
ここでは「ドッグプログラム」という、受刑者達が捨てられた犬を世話し里親に届ける取り組みを行っていた。
罪を犯し心が荒んでしまった受刑者に、犬との交流を通じて更生して欲しいという狙いから始まったドッグプログラム。
過去は取り戻せないが人は変われる・・・そんな人間の可能性を模索したドキュメンタリー。


虐待されていた犬。捨てられた犬。
この怯えた犬を見ただけで涙ぐんでしまった私(´;ω・`)
最初は人を怖がっていた彼らも、受刑者の根気強さと責任感を持った世話と訓練、あたたかな心に触れ次第に心を開き、やがて誰よりも信頼していきます。
一方受刑者は、愛情に飢えた少年時代を過ごし早くから麻薬に手を染めた者。また殺人や強盗などを犯した者など。
刑期は、6~10年と長いのです。

犬と受刑者の絆が深まっていく様子を見て、やわらかな感動がおきました。
犬の表情やしぐさ、受刑者の犬を思いやる瞳。
けれど3ヵ月後には、新しい里親へと貰われていく犬たち。
「これは別れがつらいわ・・・」
なんて思うと涙腺が緩んできました。

里親は、募集した複数の家族と犬と世話をしている受刑者立会いで、審査して決まります。
またしばらくして職員が里親宅を訪れ、犬と家族が上手くいっていない場合は、速やかに別の里親の下へ移るそうです。
しっかり躾けられた犬に、募集してきた里親たちも満足そうでした。
その様子を見守り、犬の特技を披露したり性格を伝える受刑者。

数日後行き先が決まり里親が迎えに来ます。
犬をなで、抱きしめる受刑者。
受刑者に尾を振り、舐める犬。
そして次の瞬間には、里親の手に渡り、新しい家族の輪へ入っていく犬。

それを一瞬見届けると、サッとカメラに背を向け刑務所へ足早に向かう受刑者。
今回取り上げた三人が三人とも、同じ行動を取りました。
泣いてるのを見られなくなかったんでしょうね。

こんな経験をした受刑者が、再び犯罪を起こすはずありません。
犬と触れ合うだけでなく、散歩途中には地域の人とのコミュニケーションもありました。
犬でも人でも、相手を理解する為には、自分の経験や思い込みだけではいけない。
「相手を受け入れること。
 昔の自分では考えられなかったが、今ではそれが出来るようになった。」
そう語る受刑者はとても穏やかで、澄んだ瞳が印象的でした。

ラスト、里親たちから現在の犬と家族の様子のビデオが届きます。
久しぶりに見る犬達の様子に、受刑者たちの頬には笑顔と涙。
それだけでなく、里親たちから受刑者達への、感謝の言葉も入っていました。

昔から涙もろかった私。寄る年波でさらに涙腺が弱くなっているので、こんなドキュメンタリーで泣かないはずありません。
とはいえ家族しかいなくても、TVを見て泣いているのを見られるのはちょっと・・・ですよね。
今回も何度となく席を立ち、コーヒー淹れたりお湯を沸かしたりお菓子を持ってきたり・・・

でも小学校の時まで獣医を目指していて、犬が大好きな娘も泣いてました。
「カフェオレ入ったよ」
とカップを差し出したら、鼻が真っ赤でしたもの。

心に傷をかかえ人間不信で、犬小屋の隅で震えていた犬が、少しづつ、ホントに少しづつ受刑者に慣れていく様子は、「かわいそう」で泣き、「頑張れ」で泣き、「よかったね」で泣きました。

犬好きな方も、そうでない方にも見ていただきたいと思います。
再放送が9月5日(水)午前0:45~午前2:25[火曜深夜]にあります。
BSアーカイブス ハイビジョン特集
『プリズン・ドッグ~僕に生きる力をくれた犬~』
番組HP: http://www.nhk.or.jp/archives/premium/

私、○HKの回し者じゃありませんよ(笑)


▼ジェフとジギー(犬) この写真だけで泣けてしまいます←
僕に生きる力をくれた犬: 青年刑務所ドッグ・プログラムの3ヵ月僕に生きる力をくれた犬: 青年刑務所ドッグ・プログラムの3ヵ月
(2011/10/18)
NHK BS「プリズン・ドッグ」取材班

商品詳細を見る

▼児童書の『ドッグ・シェルター―犬と少年たちの再出航(たびだち)も、このマクラーレン青年厚生施設を題材にした本です。
ドッグ・シェルター―犬と少年たちの再出航(たびだち) (ノンフィクション 知られざる世界)ドッグ・シェルター―犬と少年たちの再出航(たびだち) (ノンフィクション 知られざる世界)
(2002/12)
今西 乃子、浜田 一男 他

商品詳細を見る



ランキングに参加しています。お帰りの際にクリックして頂けると励みになります
      にほんブログ村 イラストブログ アナログイラストへ
にほんブログ村 
あ り が と う ご ざ い ま し た
関連記事
スポンサーサイト

コメント

小鳥遊かなえ さんへお返事です

早いもので9月になりましたねー
エアコンを切っても、家族に文句言われなくなってきました(^^)
普段は「エアコンが寒い人は着て下さい」って言われて肩身が狭いんだけど(笑)
 
> 私も年と共に涙腺ゆるくなってるので、もう動物ものというだけで涙ドーンな感じです。
> 普段も犬が1匹でいたりするのを見ると(時々「勝手にお散歩犬」が・・・・)、なんだか切なくなります。
> 飼い主は!? おまえなんで一人なの!?とか 考えてぐるぐるしたり。

FMで「ネコを捨てないで」というのがよく流れていますよね。
昆虫でも動物でも、飼っているならキチンと最後まで面倒をみるのが当たり前。
なのに最近は途中で投げ出す人が多くて困りますね。
特に外国の生き物は、生態系にも影響を及ぼすから!
あっ、つい熱くなって涙がひっこんじゃった(笑)

> そんな私なので、見られるかどうかわかりませんが番組チェック入れときます!

私も途中から見たんですよ。でも見始めたら引き込まれちゃって。
「人って捨てたもんじゃない」
とあたたかな気持ちになれる事は請け負います!

いつもご訪問&コメントをありがとうございます。
宿題が終わったら新学期が始まったら、ゆっくり訪問させていただきます!
  • [2012/09/02 05:23]
  • URL |
  • 小鳥遊かなえ 様へ
  • [ 編集 ]
  • TOP ▲

見張り員 さんへお返事です

いつもご訪問&コメントをありがとうございます。
見張り員さんも、犬お好きですか?

> 人間って捨てたものじゃないと思います。どんな凶悪犯でも一片の「人の心」があるはず、その「人の心」をどう引き出すか。

「人の心」いい言葉ですね。
本当に見張り員さんの仰るとおりだと思います。

> その道具として犬をというのはまさにもってこいだと思います。犬は世話をした人に忠実だし愛を返してくれます。
> 与えただけの愛を返してくれますから、犯罪を犯した人もハッとさせられるのでしょうね。

そうそう!
その姿をカメラが捉えているから、心打たれるんです。
こういう取り組みは是非日本でもやってほしいですね。
いじめを含む犯罪者に対して・・・
もう、あるかな(^^)
  • [2012/09/02 05:05]
  • URL |
  • 見張り員 様へ
  • [ 編集 ]
  • TOP ▲

不破不破さんへお返事です

9月になりました。
(またひとつ年を取ってしまう(´Д`))
エアコンの稼働時間が減って来ましたよ、季節は移ろいますね^^

> 口は悪いくせに涙もろい不破不破です……。

あ。。。なんだかそんな気がしていました(^^)

> 心と心で繋がる。これをしないなら、生まれてきた意味がありません。誰とも関わらないなら、独りでいるなら、誰が私の「生」を認識してくれると?
>
> 人間でなくたって良いんス。犬でも猫でも馬でも。

ホントにね。
使い古されている言葉だけれど、「私は一人じゃない」や「絆」には動物も含まれるんですよね!

> アタシの彼氏の北斗くんは3歳まで虐待されていた柴犬さんです。もう今は人懐っこくて人懐っこくて……。

北斗くんは良い里親さんに巡りあえたのですね。
人も動物も完全じゃないので、触れ合うことで補い思いやっていけたら素敵だと思います。

ご訪問&コメントをありがとうございました。
恋次のSSをUPされるとのご連絡をありがとうございました。
お伺いが遅れますが、新学期が始まったら必ずお邪魔します!
(宿題まだ終わっていません・・・)

Re: プリズン・ドッグ

私もローガン様の文章でウルウル来ました。
これは絶対、番組見られない!! と普通に思いました・・・・・(←ダメ人間)
 
私も年と共に涙腺ゆるくなってるので、もう動物ものというだけで涙ドーンな感じです。
普段も犬が1匹でいたりするのを見ると(時々「勝手にお散歩犬」が・・・・)、なんだか切なくなります。
飼い主は!? おまえなんで一人なの!?とか 考えてぐるぐるしたり。

そんな私なので、見られるかどうかわかりませんが番組チェック入れときます!

Re: プリズン・ドッグ

こんばんは

私もローガンさんの文章を読んだだけでもう・…いけません泣。
人間って捨てたものじゃないと思います。どんな凶悪犯でも一片の「人の心」があるはず、その「人の心」をどう引き出すか。
そこなんでしょうね。
その道具として犬をというのはまさにもってこいだと思います。犬は世話をした人に忠実だし愛を返してくれます。
与えただけの愛を返してくれますから、犯罪を犯した人もハッとさせられるのでしょうね。
「自分を必要としてくれる存在」
それがないから犯罪に走る人も多いんでしょうね、アメリカなどでは。動物・犬とふれあい愛し、そして別れることでかけがえのないものの存在を知るって素敵だし大事なこと。
日本のいじめガキどもも見習え!です。

うるうる

ローガン様の文章だけで泣いてしまいました……。

口は悪いくせに涙もろい不破不破です……。

うああああん、良かったよー!!!

心と心で繋がる。これをしないなら、生まれてきた意味がありません。誰とも関わらないなら、独りでいるなら、誰が私の「生」を認識してくれると?

人間でなくたって良いんス。犬でも猫でも馬でも。

アタシの彼氏の北斗くんは3歳まで虐待されていた柴犬さんです。もう今は人懐っこくて人懐っこくて……。

北斗くんを変えた飼い主さんは、表面は荒っぽい親父ですし、あまり繊細さのない方ですが、真実の心を向けて下さる方です。

ああ、北斗くんに会いたい……(ρ_;)

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://bunsuirei8019.blog93.fc2.com/tb.php/596-52be6f75