07 | 2017/08 | 09

「カブトムシの光子」と「クーデンホーフ=カレルギー光子」と「ゲランのミツコ」 

 先日朝のニュースで、カブトムシの木登り大会を見ました。
 40~50センチほどの高さの棒を上っていく映像でしたが、思いがけないほどの速さにビックリ。

 ただ、出場していたのが、丸々太った大きく立派な体躯のオスばかりだったのが気になりました。
 メスは足が遅いのかしら?
 それとも単に人気がない?

 これを見ていて思い出したのが、私が小学校の中学年で弟が低学年だった頃、弟が購入したカブト虫のサナギのこと。
 半分土に埋まった、薄茶色のメスでした。
 
 まず、オスを買って来なかったことに驚いたものの、雌雄で値段がかなり違うらしく、当時月500円ほどの小遣いではオスは無理だったんでしょう(^^)
 で、このメスのカブトムシは一晩我が家で過ごした後、「光子」と命名されたんです。

 えらくクラシカルな名前だな・・・と思い命名理由を尋ねると、
 「寝るときに電気を消したら、暗い部屋でサナギが淡く光って見えたから」
 なんて宣った(*^^*)
 その後光子が羽化したかは記憶が定かではない。

 ところで、「光子」といえば私の中では、大和和紀の漫画『レディーミツコ』。
 日本初の国際結婚(公式)をして、オーストリア=ハンガリー帝国の伯爵家へ嫁いだ青山みつ(旧名)をモデルにした漫画で、雑誌を立ち読みしただけにも係わらず、今でも鮮明に覚えている作品です。

▼自選集に収容されていますが、現在販売されていないようです
レディーミツコ―大和和紀自選集 5 (KCデラックス)レディーミツコ―大和和紀自選集 5 (KCデラックス)
(1996/04)
大和 和紀

商品詳細を見る

 クーデンホーフ=カレルギー光子は、日本人が珍しかった時代に欧州の貴族社会に身を投じ、筆舌に尽し難い苦労をしたようです。
 しかし「日本人としての誇りを忘れないように」との明治天皇皇后の言葉を胸に、学問や教養を身に付け、早世した夫亡き後、7人の子供を育て上げました。
 ▼ハインリヒ・クーデンホーフ=カレルギーと光子
       カレルギー夫妻
 光子の7人の子供で一番有名なのが、東京で生まれた次男のリヒャルト・栄次郎。
 1923年、著書『汎ヨーロッパ主義』で当時としては非常に大胆な提案をします。
 「ヨーロッパの28の民主主義国家は、アメリカのような一つの連邦国家としてまとまるべきだ」
 これで一躍ヨーロッパ論壇の寵児となり、のちには「欧州連合(EU)の父」と言われるようになります。
▼リヒャルト・ニコラウス・栄次郎・クーデンホーフ=カレルギー。
 なかなかのイケメンさんですね///

       リヒャルトニコラウス栄次郎クーデンホーフカレルギー
 彼はヒトラーに目の敵にされていたり、ノーベル平和賞の候補に*15回も上がったことでも有名とか。
 (※ノーベル賞秘匿期間が終了した1956年までの分) 
 さらに、あの名作映画『カサブランカ』の登場人物のモデルでもあります。

<『カサブランカ』あらすじ>
 アメリカ人のリック(ハンフリー・ボガート)が、パリが陥落する前に理由を告げずに去った恋人イルザ(イングリッド・バーグマン)と、モロッコの都市カサブランカで偶然の再会を果たし愛が再熱。
 けれどイルザはすでに結婚していました。
 彼女は、ナチスへの抵抗運動の革命家である夫ラズロを助けるために、リックに協力を願い出ます。
 リックは未だにイルザを愛しているから、イルザと夫の未来のために、ラズロに通行証を手渡し二人を逃がして・・・

カサブランカ
 この物語に出てくるイルザの夫ラルゴが、ミツコの次男のリヒャルト・栄次郎をモデルにした人物だそうです。

 さらに「ミツコ」で有名な物といえば、ゲランの香水「Mitsouko」ですね。
      ミツコ
 実は今の今まで、ゲランの「Mitsouko」は、クーデンホーフ光子をイメージした香水だと思っていました。
 大いなる勘違い(ノд`@)
 実際は、20世紀初頭の小説『ラ・バタイユ』のヒロインをイメージして作られたようです。
 これは、日露戦争が激化する中、英国将校と日本の美しい人妻との秘めた恋の物語。
 1919年、ジャック・ゲランが、物語の中の慎ましやかでありながら、強い意志を秘めた女性をイメージしたのが「ミツコ」・・・とゲラン公式HPにありました。

 カブトムシから話が飛躍してしまったけど、間違った知識を訂正できて良かった!
 あっ、そうそう、東京都港区の青山通り。
 この青山通りの由来となったのが、ミツコの父青山喜八氏。と目にしたことがあるんですが、ネットで探してみた限り確証が得られませんでした。
 検索下手を治すには、どーしたらイイんでしょ?


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